別のとこにのっけた文。タイプ練習を一部兼ねる。
読み返すとブロント語になってるところなんかがあってクソワロチwwwwwwww


友人がマジック始めたいらしいので、白ウニをプレイしてみることに。
…つってもいきなりレガシーを進める自分もどうかと思う。



「核戦争があってもゴキブリと白ウィニーだけは生き残る」
―Randy Buehler

「白ウニは尖った部分が多くあの部分でさらに敵に致命的な致命傷を与えられる」
―Buront


かの先人達の言葉に代表されるように、白ウィニーは歴史と伝統を持つアーキタイプである。
詳細はMTGwikiの白ウィニーのページに譲ることとするが(http://mtgwiki.com/wiki/%E7%99%BD%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%83%BC)、ここでは白ウニの魅力について少し紹介したい。


まず、根源的な「白いデッキ」というところからスタートしよう。
マジックにおける白のカードのイメージはこんな感じ。
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%99%BD
大体、他のカードゲームの「善」「光」的な属性と似ているだろう。

白ウィニーは、こうした「白のイメージ」を体現したデッキといえるだろう。
兵士や騎士、天使、またクレリック(僧侶)などで戦う、まさにRPGなデッキだ。

また、白ウニはデッキとしての選択性が非常に高い。なぜなら、構成するパーツが数え切れないほどに存在するからだ。
試しに「2マナの白いクリーチャー」で検索してみて欲しい(Wiadom Guildのカード検索など)。優秀なクリーチャーは数え切れないほど見つかるだろう。
そのため、デッキのチューンは好みやメタによって流動的になり、「白ウィニー」という一つのアーキタイプといえども、型にはまらない戦略作りが可能になる。

そして、それらクリーチャーを含むデッキパーツが安く抑えられるのも魅力だ。
単色デッキのため、多色の相手を攻めやすく、デッキパワーの高いデッキでも、相手の土地を攻めて、捲くれることもある。

ここで、白ウニのデッキとしての方向性を少し紹介しよう。


1.パワーを重視し、コストパフォーマンスの良い生物を多く使ったデッキ

2.いわゆる「メタビート」のように、対策性の高い生物をメインに戦うデッキ

3.ハルマゲドン/Armageddonで相手のマナ基盤を叩くタイプ

4.↑の変化形で、浄火の鎧/Empyrial Armor、大変動/Cataclysm、税収/Titheを用いた「アーマースキン」

5.ハルマゲドンの代わりに冬の宝珠/Winter Orbを用いたデッキ

5.シャドーを持つ生物を多用する「シャドーウィニー」

6.全体強化を多くして生物をサイズアップする「エイトクルセイド」

7.↑を応用し、トークンを数多く並べて攻撃するデッキ

8.クリーチャーを「レベル」というタイプで統一した「リベリオン」

9.同様に「キスキン」で統一した「キスキン」(そのまんま)

10.古えの墳墓/Ancient Tombによるマナ加速を利用した「エンジェル・ストンピィ」

11.コロンドールのマンガラ/Mangara of CorondorとKarakasのコンボを導入した「Death&Taxes」


…と、構築には非常に幅がある事がお分かり頂けるであろう。
正直、コレで全ての白ウニの構築タイプは紹介しきれていない。しかし、これだけでも白ウニの幅の広さはご理解頂けると思う。

カードプールが広がれば広がるほど、白ウィニーをはじめとした単色系デッキは構築が面白い。歴史を超えた、まさに「オールスター戦」である。
そんなオールスターな白ウィニーを一つ紹介しよう。


フォーマット:レガシー

[60]メインデッキ

[20]土地
3《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
4《不毛の大地/Wasteland》
13《平地/Plains》
[24]クリーチャー
4《ルーンの母/Mother of Runes》
4《セラの報復者/Serra Avenger》
4《時代寄生機/Epochrasite》
4《運命の大立者/Figure of Destiny》
3《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》
3《ヨツンの兵卒/Jotun Grunt》
2《賛美されし天使/Exalted Angel》
[7]インスタント・ソーサリー
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3《流刑への道/Path to Exile》
[9]エンチャント・アーティファクト
4《霊気の薬瓶/AEther Vial》
3《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
2《忘却の輪/Oblivion Ring》

[15]サイドボード

4《真実の信仰者/True Believer》
4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
3《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
2《戦の惨害/Ravages of War》
1《ハルマゲドン/Armageddon》
1《解呪/Disenchant》

※デッキを弄り弄りやっていたので、構築後に一部変わっている部分がある事をご了承されたい。

デッキとしては、コストパフォーマンスを第一に考えた、パワー重視の白ウィニーといっていいだろう。
次項では、各カードについて解説する。

◎クリーチャー

《ルーンの母/Mother of Runes》
初出は1999年発売のウルザズ・レガシー。
自軍の生物を守りつつ、突破力アップも兼ねる、白ウィニーのお母さん的存在。

《賛美されし天使/Exalted Angel》
初出は2002年発売のオンスロート。
当時「白い悪魔」と恐れられた天使。ビートダウンデッキに対して有利。
サイズの関係上「ウィニー」とは呼べないが、押し切る時に重宝する。
調子こいて相手がビートダウンしてると、「少し…頭冷やそうか…」

《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》
初出は2004年発売の神河物語。
マジック史上最強クラスの秋田犬。最序盤のお供として適役。

《ヨツンの兵卒/Jotun Grunt》
初出は2006年発売のコールドスナップ。
変則的な墓地対策能力を持つ。
単純なサイズが優秀であり、レガシーの白ウィニーには大抵採用される。

《セラの報復者/Serra Avenger》
初出は2006年発売の時のらせん。
最序盤にプレイできない欠点を持つが、コストパフォーマンスが非常に良い。

《時代寄生機/Epochrasite》
初出は2007年発売の未来予知。
見た目も能力もヘンテコなクリーチャー。しかも白くない(アーティファクト)。
しかし、サイズが大きめで、除去耐性もあるため、粘り強い攻撃ができる。
実は、昨今のレガシーの白ウィニーにおける勝利に貢献しているのはコイツだったり。

《運命の大立者/Figure of Destiny》
初出は2008年発売のイーブンタイド。
最初は1/1と貧弱だが、マナを払っていくたび、
1マナ:2/2
3マナ:4/4
6マナ:8/8
とサイズアップする。
その能力から「島耕作」と呼ばれる。
終盤までの活躍を期待して投入した。

◎その他呪文

《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
初出は1993年発売のアルファ。
マジック黎明期より伝わりし最強のクリーチャー除去。
古より、多くの生物を農場送りにしてきた。

《流刑への道/Path to Exile》
初出は2009年発売のコンフラックス。
後に作られた多くの剣を鍬にの亜種のうちの一つ。
剣を鍬によりもデメリットがきついが、それでも強力な除去呪文。

《霊気の薬瓶/AEther Vial》
初出は2004年発売のダークスティール。
マナ加速の無い白にとって、貴重な加速手段となるカード。
また、カウンターを無効化するので青対策にもなる。

《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
初出は2005年発売の神河謀叛。
頭蓋骨絞め/Skullclampと並ぶ最凶の装備品。その強さに「十手ゲー」という言葉も生まれた。
が、マナがタイトなデッキでは使えないのは他の装備品と同じ。
※頭蓋骨絞めは軽すぎ故に最凶だった。

《忘却の輪/Oblivion Ring》
初出は2007年発売のローウィン。
少々重いが、便利な除去呪文。またコモンであるため財布に優しい。
ユーティリティ的役割を意識して投入したが、必ず必要なカードではないと思う。

◎土地

《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
初出は2006年発売の時のらせん。
墓地に置かれた時、平地をサーチ→場に出す効果を持つ。
ハルマゲドン/Armageddonと相性が良く、また土地破壊対策としても有用。

《不毛の大地/Wasteland》
初出は1997年発売のテンペスト。
生け贄に捧げると、基本でない土地を破壊することが出来る。
単色デッキで古くから愛用される土地破壊の一つ。

《平地/Plains》
5つの基本土地の1つ。
コイツが無きゃ白ウニは始まりません。

◎サイドボード

《真実の信仰者/True Believer》
初出は2002年発売のオンスロート。
プレイヤーに被覆(能力の対象にならない)を持たせるクリーチャー。
プレイヤーが被覆を持つため、コンボデッキのエンドカードをプレイ不可能にできる。
また、手札破壊や、プレイヤーへの火力を無効化できるのも地味においしい。

《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
初出は2008年発売のアラーラの断片。
墓地対策カード。全ての墓地を空っぽにする。
ちなみに、墓地利用をしないのも白ウニの強みの一つ。

《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
初出は2008年発売のシャドウムーア。
少々重いが、それなりのスペックを持つクリーチャー。
ライフ回復能力によりバーンに強く、
能力「頑強」によりビートダウンや除去に強い。
今回は時代寄生機とともに、リセット耐性を上げるために採用してみた。
能力とカード名から「G」と呼ばれる。

《ハルマゲドン/Armageddon》
初出は1993年発売のアルファ。
神の怒り/Wrath of Godと双璧をなしていた白のリセットボタン。
クリーチャーを展開した後、これで土地を吹っ飛ばす事で、中~低速デッキに対して優位に立てる。
古くから白ウィニーで愛用されてきたカードの一つ。

《戦の惨害/Ravages of War》
初出は1999年発売のポータル三国志。
ハルマゲドンの同型再販。効果は全く同じ。
あえて入れているのは、相手がカード名を指定してきた時にそれを外させるため。
よって、特に意味は無い。

《解呪/Disenchant》
初出は1993年発売のアルファ。
エンチャント、アーティファクト除去カードの基礎。
サイドボードの適当さ加減により1枚しか入っていない。


見てきたとおり、黎明期のカードから、今年に入って発売されたカードまでを使用した、オールスターなデッキであろう。
フォーマットをレガシーにしたのは、白ウニの魅力を最大限に活かせるのがこのフォーマットだからだ。
ちなみに、私がレガシーというフォーマットを推したいのは、新参でも組めるデッキがありながら、古参も楽しめるという面白さがあるからだ。
またレガシーでは、単調な単色デッキであっても、構築次第で勝ててしまうことが多い。
要するに、レガシーは「自分のしたいことが出来る」フォーマットなのだ。

レガシーの魅力については、是非Serra氏のコラムを読んで頂きたい。
1:http://cardshop-serra.com/column/l-susume.html
2:http://cardshop-serra.com/column/l-susume2.html



でもヴィンテージとEDHやりてええええええええええええ



一応、デッキを回したレポを置いておく。

ラウンド1:vs Team America
勝敗分:1-0-0
ゲーム1:○
序盤の生物を捌かれるが、帰ってきた時代寄生機と島耕作(運命の大立者)で勝ち
ゲーム2-3:-
回線切れ
感想:
クロック(クリーチャー)が途切れなければ勝てる感じ。


ラウンド2:vs マッドネス
勝敗分:1-0-0
ゲーム1:○
生物をばら撒いて押し切る。相手事故ってたっぽい
ゲーム2-3:-
回線切れ
感想:
同上。


ラウンド3:vs 4Cランドスティル
勝敗分:1-0-0
ゲーム1:○
ヨツンの兵卒&時代寄生機で押し切る。
ゲーム2:-
回線切れ
感想:
回線調子悪杉なんだよおおおおおおおおおおおおおおお


ラウンド4:vs リアニメイト
勝敗分:2-1-0
ゲーム1:○
ヨツンの兵卒で動き抑えて勝ち
ゲーム2:×
除去を全てカウンターされて負け
ゲーム3:○
大祖始の遺産を設置→終了
感想:
元々墓地対策が得意なだけに、有利なマッチアップだった。


ラウンド5:vs フェアリー・ストンピィ
勝敗分:2-0-0
ゲーム1:○
ルーンの母+セラの報復者で攻撃止めて勝ち
ゲーム2:○
相手が逃げた
感想:
相手日本人だった
せっかく言葉が通じるんだからまったりやろーよ…


コメント

nophoto
名無し
2009年7月18日20:58

5戦目の中の人が自分のような気がするんで釈明しとくと、
アクバイで落ちてすぐ立て直した記憶があるんですが。

zaitaku
2009年7月20日14:30

>ななしさん
特定されてた!?
確定的なことはいえませんが、そういうことでしたらお詫び申し上げます。

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